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日々雑感 -新型コロナウイルスの流れ- (マイブックより)

会員の皆さまには、如何お過ごしでしょうか。今年は、「七月の書道の練習日について」でお知らせ致しましたように、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として四・五月のお習字の練習をお休みさせて頂きましたので、今年は、八月のお習字の練習を行っていきたいと思います。そのため、初めての「寺小屋だより八月号」を発行致します。

今年の梅雨は、本当に雨が多く、日照時間が極端に少ないのが特徴ですね。コロナ禍、体調に気を付けてお過ごし下さい。

さて、皆さんは日記をつけていらっしゃいますか。私は、日記をつける習慣を持っている人を羨ましいと思っています。自身何度か挑戦しましたが、殆ど一週間で挫折しました。それで、三年程、ふとした事で本屋さんに立ち寄りました。そこで目に入ってきたのが、新潮文庫から出ている「マイブック」という本でした。手に取ってみると、中には日付した入っていませんでした。皆さんの中にはご存じの方も多くいらっしゃると思いましたが、最初の印象が、これなら書けそうだと思いました。それを書き始めて二年半になります。時折、読み返すといろいろ興味深いことに気を付きます。

その「マイブック」に初めて新型コロナウイルスの事が登場したのは、二月十五日「世の中は新型コロナウイルスに大騒ぎ」という言葉でした。それから、毎日のように新型コロナウイルスの感染状況について書かれています。二日後、二月十七日には「世情は、新型コロナウイルス一色だ。」とも書いています。そして、十日後の二月二十七日には、安倍首相が、『全国の公立小中学校に、春休みまで休校するように要請した。』というニュースが入ってきました。この時、三月のお習字の練習をどうするか、悩んだのを覚えています。三月七日には、相変わらず新型コロナウイルスは、拡大の一途を辿っている。」と記されていました。三月二十日、お彼岸のお中日「新型コロナウイルスの感染が一段落したのだろうか。」と記されていました。そして、この日からの三連休が、春休み後、『緊急事態宣言解除』の五月二十四日までの約二か月、今までになかった長期の学校休校へと結びついていくのです。春休み中の「お花見」の「ゴールデンウイークの計画」も楽しい行事が、全てなくなりました。大げさに言えば、「この三日間のわずかな気の緩みが招いた結果。」と専門家の方々は言います。そして、三月三十日、コメディアンの志村けんさん(70才)が、新型コロナウイルスで亡くなり、このことが多くの人々に新型コロナウイルスの怖さを身近に感じることとなりました。四月に入って、一日には、東京の感染者は66名。全世界では、80万人となっていした。それから、毎日のように感染者は、増えていき、ついに四月七日、政府から『緊急事態宣言』が発令されました。これによって、その後、しばらく街並みから人が消えました。四月八日には、一日の感染者が144名と過去最高を更新したとしるされていました。そして、四月十一日には、二百人に迫る197名。そのころ多くの人々は、「ステイホーム(外出を避け、家にいること)を心がけていました。「緊急事態宣言」より一週間後、繁華街がら人が消えました。「おそらく、こんな光景は二度と見られないだろう。」と記されていました。その時の感は、感染者が161名。多くの専門家の方々は、人と人の接触を八割減らすことで一か月~六週間のうちに収束に向かう道がみつかると言っていたのですが。四月十七日、感染者201名と初めて二百人を超えました。そして、四月二十三日、女優の岡江久美子さんが新型コロナウイルスで亡くなりました。丁度、三か月前の事でした。三か月前の緊張感と今では、何かが違います。あの時、確かに私も含め、マスコミの報道に振り回されていました、マスコミも「あおり過ぎ」という批判を生みました。しかし、その頃は、人々はまず命を守る選択をしたのは、たしかだと思います。まだまだ、この先、新型コロナウイルスとの闘いは、続きます。これからも、手洗い、マスクの着用、そして三蜜を避けての生活習慣ろ続けていきましょう。

つづく